綿100%のノーアイロンシャツは、着心地が良くて、しかもアイロン不要で手間いらず。コストパフォーマンスに優れているので、とても人気のワイシャツです。
ではどうやって綿100%ノーアイロンシャツを選べば良いのでしょうか?
綿100%ノーアイロンシャツのオススメの選び方は、まず生地の種類を確認することです。「綿100%」と明記されていて、さらに「ノーアイロン」と書いているシャツを選んでください。実際に着てみて良いと感じた、おすすめのノーアイロンシャツを3ブランド紹介しています。
ワイシャツを選ぶなら、アイロンが不要なノーアイロンシャツを選びたいですよね。
ノーアイロンシャツと言えば、いかにシワにならないかというノーアイロン性だけに注目しがち。
でもそれだけでは、不十分です!
ノーアイロンシャツってみんな同じに見えてしまいますが、実は違います。それぞれに特徴があります。
買って損した気分にならないためにも、ノーアイロンシャツは、まずは生地の種類を確認すること!ここ鉄則です。
生地の種類によって、ノーアイロン性能や着心地、値段やデザインも変わってくるからです。
やはりワイシャツは長い時間着るものですから、自分に合わないシャツは選びたく無いですよね。
長年ワイシャツを着てきた私のオススメは、綿100のノーアイロンシャツです。着心地が良いし、アイロンの手間も省けます。
ポリエステルが入っている生地は値段が安くて魅力的なのですが、着心地がいまいち。生地によっては、毛玉がでたりするデメリットもあります。
ノーアイロンシャツを買うときは、生地の種類を確認しましょう!
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ノーアイロンシャツの種類を知っておこう
まずはノーアイロンシャツの生地の種類について知っておきましょう。
ノーアイロンシャツとは、
洗濯したあとでシワになりくくするための加工が施されているワイシャツ
のことです。
通常、ノーアイロンシャツ(ノンアイロンシャツ)や形態安定シャツと言っています。
ノーアイロンシャツは、生地によって種類があります。
生地の種類によって、ノーアイロン性能や着心地、価格にそれぞれ特徴があります.
まず生地の種類を把握しておくと、どんなタイプのワイシャツなのかを簡単に把握することができるので、上手にノーアイロンシャツを選ぶことができます。
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おさえておきたいのは2種類だけ
綿100% | ポリエステル混紡 | ||
ノーアイロンシャツ | 形態安定シャツ | ノーアイロンシャツ | |
着心地 | ○ | ○ | △ |
ノーアイロン性 | ○ | △ | ○ |
価格 | ○ | ○ | ○ |
ノーアイロンシャツは、生地の種類によって「綿100%」と「ポリエステル混紡」に分かれます。
ポリエステル混紡はノーアイロン性が高いですが、着心地がイマイチ。
綿100%は着心地は良いですが、ノーアイロン性はポリエステルより劣ります。
どちらにも一長一短の特徴がありますが、最近ノーアイロン性が格段に向上した綿100%ノーアイロンシャツが登場し、大人気になっています。
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ポリエステル混紡は値段が安い
ノーアイロンシャツでポピュラーなのは、やっぱり綿・ポリエステルの混紡です。
その中でも、形態安定加工に適しているのは、綿50%・ポリエステル50%の比率らしいです。
これだと確かにアイロンがけは簡単!
ささっと主要な部分だけアイロンすれば終わっちゃいます。
綿100%のワイシャツと比べると、感覚的に10分の1ぐらいの時間でアイロンがけが完了してしまいます。
もの凄く楽ですし、それに値段も安くて綿100%の半分ぐらいのお金で帰るのでお財布にも優しい。
ポリエステル混紡は着心地が犠牲になる
「ポリエステル混紡」は、ノーアイロン性能が高くて価格も安いのがメリット。
まさに良い所ばかりで、私も「これで充分!」と思ってしばらく着ていたのですが、50%とはいえポリエステルが少しでも入っていると、着心地が犠牲になるんですね。
ゴワゴワした感じがしてなんか気に入らないんです。それに、見た目もなんとなく安っぽい。
なんか「安い・楽」という利便性のために、着心地を犠牲にしてしまっているな気がしてきたのです。
そういえば、ドン小西さんも書籍「部長!ワイシャツからランニングがすけてます」の中で同じようなことを言っていましたね。
できれば購入するときは、綿とポリエステルの比率を確認した方が良いです。
ポリエステルの比率が高ければ高いほど値段は安くなりシワにもなりにくいですが、反対に着心地が悪くなります。
ポリエステル100%なら洗濯してもシワは一切でず、アイロンも不要ですが、しばらく着てると毛玉が出たりすることもあります。デザインもかなり安っぽく、「いかにも」感たっぷりです。
ポリエステル50%ぐらいだと、デザインも良くなり着心地も綿の感触に近くなりますが、ノーアイロン性も落ちてきて洗濯後シワになることもあります。
良いとこ取りの綿100%ノーアイロン
綿100%のノーアイロンシャツは、ノーアイロン性能も「ポリエステル混紡」と同等レベルで、着心地は「ポリエステル混紡」よりもはるかに良いです。
綿100%なので、生地が柔らかいです。汗の吸収も良いです。
ノーアイロンシャツや形状記憶シャツが登場する前は、着心地の良い綿だと皺になりやすく、着心地がイマイチで値段も安いポリエステルだと着心地が犠牲になるというように、一長一短がありました。
シワになりにくいシャツを選ぶならポリエステルを選ぶしか無く、当然着心地は2の次でした。
そこでワイシャツ生地メーカーとしてはこの一長一短を無くすべく、着心地が良くシワにもなりにくいようなワイシャツの開発を目指したのです。
そこで綿100%の着心地の良さを活かしながら、形態安定加工を施したワイシャツ、つまり綿100%のノーアイロンシャツが誕生することになったのです。
デザインやサイズも充実している
最近では、1900円の低価格帯から1万円弱の綿100%ノーアイロンシャツが揃っており、ニーズやスタイルに合わせて様々なノーアイロンシャツを購入できるようになりました。デザインやサイズも充実しています。
ワイシャツは1日中ずっと着ているものなので、できるだけ着心地が良いシャツのほうが過ごしやすいですよ。それにワイシャツってかなり外見を左右するので、ちょっと高めのシャツを着るぐらいが良いと思いますよ。
おすすめはどっちのノーアイロンシャツ?
比較すると、着心地が良いのは「綿100%」ですが、価格が高く、どちらかというとシワになりやすい特徴があります。
「綿・ポリエステル混紡」は、低価格で皺になりにくいですが、着心地がゴワゴワしていて、安っぽい印象があります。
混紡なので、綿とポリエステルがミックスされていますが、ポリエステルの比率が高ければ高いほど、価格は安くなる傾向があります。
ポリエステル100%のワイシャツは、安い反面毛玉がつきやすく、ワンシーズンで駄目になりやすいです。
オススメは綿100%!
綿100%であれば、比較的長持ちするので、長い目で考えれば綿100%のほうが堅実でしょう。
ポリエステルと比べると、値段はちょっと高いけど、着心地も良く、シワになりにくい。多少アイロンがけの手間が増えるだけです。
綿・ポリエステルでもアイロンがけしてたのですから、アイロンがけの手間が多少増えても問題ありません。
一回着てみるとわかるのですが、ポリエステルでは絶対出せない、綿100%の優しさというのが病みつきになります。
もう綿・ポリエステル混紡には戻りたくない、と強く思いました。
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ノーアイロンシャツと形状記憶シャツはどっちを選ぶべきか
「ノーアイロンシャツ」と「形状記憶シャツ」。
両者に違いはあるのでしょうか?
一番の違いは、洗濯後のシワ
形状記憶シャツもノーアイロンシャツも、皺になりにくく、折り目キープするための特殊な形態安定加工を施しています。
ノーアイロンシャツは、形状記憶シャツよりもノーアイロン性についてワンステップ進歩させた感じです。
ノーアイロンシャツと形状記憶シャツの一番大きな違いは、洗濯したあとの「シワになりにくさ」です。
どっちが皺になりくいというと、ノーアイロンシャツの方がシワになりくいです。
形状記憶シャツ(形態安定加工)のシャツだと、洗濯シワが若干残りますし、着込んでいるうちにシャツの折り目が無くなってきたりします。
そのため両者を比べると、圧倒的にノーアイロンシャツの方がアイロンがけが簡単。
形状記憶シャツだと、アイロンしないとシワが残り、腕や背中部分はアイロンが必要。それでもシワ伸ばし剤などを使うことなく、アイロンだけで簡単にシワを取ることができます。
ノーアイロンシャツの場合は、アイロンすればピシッとキレイになりますが、アイロンしなくても会社に着ていけるレベルです。
形状記憶シャツの方がバリエーション豊富
実際に使う側から考えた場合、「ノーアイロンシャツ」の方がノーアイロン性能が高く、「形状記憶シャツ」の方がノーアイロン性能がまあまあという感じです。
「形状記憶シャツ」の方が売られている数が多く、デザインやサイズも豊富なので、ノーアイロンにそんなにこだわらなければ「形状記憶シャツ」でも良いと思います。
逆にアイロンが面倒な方は、ノーアイロン性能が高い「ノーアイロンシャツ」を選ぶと良いでしょう。
綿100%ノーアイロンシャツのおすすめワイシャツ
日清紡アポロコットノンケア
私が一番オススメしたい、綿100ノーアイロンシャツは、なんといっても日清紡アポロコットノンケア。
値段は1着5,000円〜9,000円ほどですが、着心地も良いしシワもほとんど気になりません。縫製もしっかりしているので、他のワイシャツと比べて格段に長持ちします。
サイズもセンチ刻みで細かく揃っており、デザインも高級感があって決して安っぽくなりません。やはりそれなりの質があるシャツを身に付けたいものです。
たしかに安いシャツと比べると多少の割高感はありますが、安いシャツより長持ちするので、長期的に見れば良い買い物です。
もう5年以上ずっとアポロコットを愛用しておりますが、なんの不満も感じません。
綿100%ノーアイロンシャツを購入するなら、まずオススメしたいが日清紡アポロコットノンケアです。
楽天市場に出店している、ワイシャツ専門店CHOYA SHIRTSで取り扱っています。
割引セールも頻繁にやっていて、かなりお得になるお店です。オススメです。
洋服の青山ノンアイロンマックス
第2位は、ノンアイロンマックスです。
実はアポロコットとノンアイロンマックスは、ほぼ同じ物。洋服の青山でノンアイロンマックスという商品名で販売されています。
価格帯はだいたい5,000円ぐらいで、かなりお買い得ではあります。
しかし実際に購入してみると、サイズが大雑把で自分に合う寸法がなかったりして、ちょっと買いにくい感があります。
第一位のアポロコットノンケアと比較すると、生地の感触もちょっと薄っぺらい感じがあります。ボタンもなんかチープな感じがあります。
でもその他のメーカーのシャツと比較すれば、生地や縫製の品質レベルは高く、着心地は良いし見た目も安っぽくありません。
気になるノーアイロン性は、一位のアポロコットノンケアと同等レベル。洗濯シワは気になりません。自宅で簡単にアイロンをするだけで、糊付けしたようなピシッとした感じになります。
綿100ノーアイロンシャツをまずは試してみたい方にオススメです。
取り扱いは、洋服の青山です。
SHOP 「洋服の青山」公式オンラインショップ
イトーヨーカドー超形態安定
第3位は、イトーヨーカドーの綿100ノーアイロンシャツ「超形態安定」です。
1着2,990円〜という価格設定でかなりのお得感があります。
生地の印象は値段相応のチープな感じはあります。デザインもちょっと制服っぽい感じがありますね。
でも実際に着てみると、そんなに安っぽい感じにはならないです。試しに超形態安定を着て、東京丸の内を歩いてみましたが、別に浮いた感じもなかったので、普段の業務にも十分使えるレベルだと思います。
ノーアイロン性能はかなり高く、洗濯シワはほとんど残りません。洗濯50回大丈夫という宣伝文句ですが、私はもう3年使ってます。さすがに3年も使うと襟や袖が擦れてきてますが、それでも洗濯シワはほとんど目立ちません。
超形態安定の良いところは、値段が安いので汚れてもそんなにショックを受けないところですね。高いシャツを着ていて、ランチでソースをこぼしてシミになったりするとかなりショックを受けますが、超形態安定ならたかが知れています。
外の現場仕事とか棚卸しとかで比較的汚れやすい仕事の時とか、長期の出張なんかにはすごく良さそうです。
着心地も良いし、シワになりにくいです。