イトーヨーカドーのワイシャツ感想その2【超形態安定100番双糸】

イトーヨーカドーの綿100％ノーアイロンシャツは、安くてそれなりの品質があります。

でも若干生地がゴワゴワしてたり、薄かったりするところがデメリットとしてありました。

そこで登場したのが、着心地を改善した「超形態安定100番双糸」シリーズ。

値段設定は、3900円という格安の価格です。

しかし本当に着心地は改善されたのかどうなのか、「超形態安定100番双糸」シリーズは買いなのか？というところが気になります。

そこで、実際に購入して検証することにしました。

他にもヨーカドーのワイシャツの感想を知りたい方は、「イトーヨーカドーのワイシャツの特徴」のページでまとめていますので、参考にしてください。

→→→ イトーヨーカドーの綿100%ノーアイロンシャツ「超形態安定１００番双糸」

肌触りが進化した「超形態安定１００番双糸」

綿１００％ノーアイロンシャツなのに２９００円！という衝撃価格で大反響を巻き起こしたイトーヨーカードの「超形態安定」。

この「超形態安定」のワンランク上の進化モデルが、「超形態安定１００番双糸」という今回レビューするワイシャツです。柔らかな風合いの綿１００双糸を使用することで、着心地の良さを追求しています。

前モデルより着心地アップしたが、値段千円アップ

気になる値段は、柔らかな風合いの綿１００双糸を使用していることで「超形態安定」より千円高い３９００円です。

前モデル「超形態安定」の第一印象としては、どうしても生地のゴワゴワ感が拭えなかったこともあり、この部分が改善されているならば、千円アップでも充分許容範囲かなとは思いました。

３９００円でも綿１００％ノーアイロンシャツとして考えるなら激安価格でしょう。

といっても、この千円の差はどうなのよ？　千円アップの価値はあるのか？　と気になるところだと思いますので、さっそくレビューしてみたいと思います。

ちなみに、２９００円の「超形態安定」は、こちらのページでレビューしています。

他にもヨーカドーのワイシャツの感想を知りたい方は、「イトーヨーカドーのワイシャツ感想まとめ」のページでまとめていますので、参考にしてください。

ホワイトのボタンダウンシャツを購入

普段はノーネクタイなので、ボタンダウンシャツを選択。

「超形態安定」の方はライトブルーを購入したので、１００番双糸の方もライトブルーにしたかったのですが、自分に合うサイズが見事に売り切れ。

次善の策ということで、今回はホワイトのボタンダウンシャツにしました。

イトーヨーカドーのネット通販「オムニ７」で注文したところ、３０００円以上の場合は送料無料ということなので、今回は宅配をお願いしました。

ちなみに３０００円未満の場合は、セブンイレブン受け取りにすると送料無料になります。その辺の詳しいことは、こちらのページ（イトーヨーカドーネット通販の店舗受取時支払いで気づいたこと）に書きましたので、気になる方は是非読んでみてください。

第一印象は、生地が柔らかそう！

第一印象は、「生地が柔らかそう！」です。

前モデル「超形態安定」のゴワゴワ感は全く感じません。「超形態安定」と比較すると、明らかに高級感があります。これが千円の差というものでしょうか。

「luxury high standard」という銀色の帯が！

とは言え、綿１００％ノーアイロンシャツの最高峰「アポロコットノンケア」と比較すると、生地が薄くてのっぺりとしているかなという印象はあります。これはやはり値段相応の生地を使用しているということでしょう。

生地についてはこんな感じです

では、もっと詳しく見ていきましょう。

襟元

まずは気になる襟元から。しっかり縫製されており、問題と思えるような箇所は見当たりません。

前のボタン

こちらもしっかりしています。

胸の部分

開封してすぐ撮ったので、折シワがついてますが、ここもしっかり縫製されています。問題ありません。

デザインがシンプルすぎる印象もありますが、おそらくデザイン性をカットすることでコストダウンを図っているのでしょう。

腕の部分

腕まわりも気になるところですが、見たところ問題なしです。

生地がツヤツヤしていて、シルクっぽい感じもします。この光沢感が、100番手双糸の良さですね。

胸ポケット

右胸のポケットです。実用性十分。無駄な装飾が一切ないので、若干のユニフォーム感があります。

背中

背中の部分もしっかり縫製されています。実用性十分です。

実際に着てみました

実際に着てみました。

一回洗濯して軽くアイロンをかけた状態です。

ちなみに私は身長１６８センチ、体重７０キロのメタボ体型です。かなり腹も出ております。この点見苦しいと思いますが、ご容赦ください。

最初に着てみた印象は、「ちょっときついかも」でした。

胸のあたりが細身のシルエットになるように作らているのか、私のメタボな体型では少々窮屈な感じがしました。

「ヤバイ。失敗しちゃったかな。」と思いましたが、前のボタンを締めているうちに体に馴染んでいきました。

手を上げたところ

動きづらい感じもなく、普通に着れました。

手を上に上げても突っ張ることもありません。

横から

胸の辺りが盛り上がっている感じもありますが、言われなきゃわからないレベルだと思います。

会社で一日着ていても、誰からも突っ込まれることはありませんでした。（影で言われているかもしれませんが）

背中から

こちらが背中から撮った写真です。

悪くないです。何の問題もありません。

上着を着た感じ

上着を着てみると、こんな感じです。

生地はさすが１００番双糸を使用していることもあり、ゴワゴワ感はまったくありませんでした。袖を通してみると、すごく肌触りが良かったです。

上着を着て、横から

「超形態安定」もそうでしたが、襟が高目に作られているので、襟元はスッキリした感じになります。

超形態安定１００番双糸を着てみた感想

実際着てみた感想としては、生地の肌触りが良いので、着心地はよかったです。生地のゴワゴワ感もなく、違和感は全く感じませんでした。

気になる点としては、胸の辺りが少々キツイ感じがありました。とは言っても、着ているうちに馴染んできて、いつも着ているワイシャツのような感じになりました。

一日中着ていても何の問題もなかったです。

動きが制限されることもなく、見た目がパツンパツンになって恥ずかしい思いをすることもありませんでした。

この他に気になる点は、やっぱりカッチリ感ですね。「超形態安定」もそうでしたが、全体的なデザインが実用的すぎるというか、コストダウン方向に走りすぎていて、ちょっと堅い感じがします。ユニフォームというか制服を着ているような印象があります。

もう少し遊び心があってもいいのでは、と思いましたが、そうなると３９００円は難しいのでしょうね。遊び心が欲しい場合は、「アポロコットノンケア」にした方がいいでしょう。

（2017年2月9日追記：最近は、ストライプ柄などデザインのバリエーションが増えてきているようです。）

千円の差は？

「超形態安定」との千円の価格差を埋める価値があるかといえば、「有る」と答えたいですね。

やっぱり生地の肌触りの良さは、全然違います。

それに、さすが最高級綿の100番手双糸だけあってツヤツヤの光沢感があります。ぱっと見、3900円のシャツとは思えないほどです。

このワイシャツを選ぶポイントとしては、やっぱり生地の良さと価格の安さの両立というところにつきますね。

メンテが楽！

どんなノーアイロンシャツでも言えることですが、洗濯すると若干のヨレヨレ感がでてしまうので、それを修正するために、私の場合はアイロンをかけています。

ノーアイロンシャツの場合、だいたい１着５分ぐらいかけてアイロンをしているのですが、この「超形態安定１００番双糸」の場合、洗濯しても型くずれしないので、胸や肩のところをササッと撫でるようにアイロンするだけで済みました。

アイロン時間も１分もかからないぐらいです。

この楽さは革命的といってもいいほどです。

安くても肌触りを重視したい人に

デザインが無難な感じがどうしてもありますが、見た目的には何の問題もないですし、縫製もしっかりしているので、アイロン作業が面倒で値段を安くしたい人は損がない買い物だと思います。

ただ問題は、２９００円の「超形態安定」にするか、それともワンランク上の３９００円「超形態安定１００番双糸」にするかだと思います。

着てみた感じでは、３９００円「超形態安定１００番双糸」の方が断然肌触りが良いので、ゴワゴワ感が嫌いな方はこちらを選ぶのが無難でしょう。

ただし、メタボ体型の方は胸のあたりが若干きつく感じられるかもしれません。とは言っても気になるのは最初に袖を通した時ぐらいで、あとはあまり気にならなくなります。

しかしながら、ノーアイロンシャツの名前通り、洗濯してもシワになりにくいです。１分ぐらい簡単にアイロンをかけてやるだけで、パリッとした感じになります。

出張などに持っていく場合には、シワを気にせずに鞄にしまえるので重宝すると思います。袖を通した時の肌触わりが良いので、安くても肌触りを気にする方に良いと思いました。